「AIに仕事を奪われる」
こんな話を聞くことが増えました。
ChatGPTのようなAIが文章を書いたり、Excelの作業を手伝ったり、画像まで作ったりするようになると、
「じゃあ、人間がやる仕事はどうなるんだろう?」
と気になります。
私自身もAIについて調べたり使ったりしていると、「これ、人間がやらなくてもいいんじゃない?」と思う作業がけっこうあります。
ただ、だからといって「AIが普及したら仕事が全部なくなる」と考えるのも少し違う気がします。
むしろ、これからは「AIに任せられる作業と、人がやったほうがいい仕事を分けること」が大切になってくるのではないでしょうか。
今回は、AIによって仕事がどう変わっていくのかを考えながら、最後にChatGPTを使って自分の仕事や履歴書・職務経歴書を整理する方法まで紹介します。
AIに仕事を奪われるのが怖いのは当然だと思う
AIの進歩を見ていると、不安になるのは普通だと思います。
以前なら人間が時間をかけていた文章作成やデータ整理を、AIがかなり短時間でできるようになっています。
例えば、
- メールの文章を作る
- 長い文章を要約する
- Excelの関数を考える
- 資料のたたき台を作る
- 画像を作る
- アイデアを出す
といった作業です。
「この仕事をしている人は大丈夫なの?」と思ってしまうこともあります。
ただ、ここで考えたいのは、「仕事そのものがなくなるのか、それとも仕事の中の一部がAIに置き換わるのか」という違いです。
「仕事」ではなく「作業」がAIに置き換わることも多い
例えば事務仕事を考えてみます。
「事務職」という仕事があったとしても、その中には以下のようにいろいろな作業があります。
- データ入力
- メール作成
- 集計
- 書類作成
- 電話対応
- 顧客とのやり取り
- イレギュラーな問題への対応
このうち、データ入力や文章作成などはAIや自動化ツールが得意です。
一方で、
「このお客さんにはどう対応したらいい?」
「この状況なら何を優先する?」
といった判断は、単純な作業とは少し違います。
だから私は、「AIに仕事を奪われる」より「仕事の中身が変わっていく」と考えたほうが分かりやすいと思っています。
AIが得意な仕事は任せてしまう
AIを使うなら、全部自分でやろうとしないことも大切です。
- 「メールを丁寧な文章に直して」
- 「この文章を短くして」
- 「Excelの関数を考えて」
- 「このデータを整理する方法を考えて」
といった作業なら、ChatGPTに相談できます。
自分で30分悩んでいたことをAIに聞いたら、数分で方向性が見えることもあります。
もちろん回答をそのまま使えるとは限りませんが、「ゼロから考える時間を減らせる」だけでもかなり助かります。
逆に、人間がやったほうがいいこともある
AIが便利になっても、人間が判断しなければならない場面は残ります。
- 「このお客さんにはどう説明するか」
- 「会社としてどちらを選ぶか」
- 「この企画を本当に実行するか」
- 「相手が何を求めているのか」
AIに候補を出してもらうことはできても、最終的にどうするかを決めるのは自分です。
これからは「AIに全部任せる人」ではなく、「AIを使って、自分の判断に必要な材料を早く集められる人」のほうが強くなるのではないかと思います。
ChatGPTに仕事の不安を整理してもらうプロンプト
1. 自分の仕事についてそのまま相談してみる
例えば、ChatGPTに以下のように聞いてみます。
プロンプト例:
「私は○○の仕事をしています。
普段は『データ入力』『電話対応』『顧客対応』『資料作成』などをしています。
この仕事の中で、AIに置き換えられやすい作業と、人間が担当したほうがいい作業を分けてください。」
これだけでも、自分の仕事を客観的に見るきっかけになります。
「自分の仕事がなくなるか?」とだけ考えるより、「自分の仕事のどこがAIに置き換わりそうなのか?」と細かく分けてみるほうが現実的です。
2. AIに置き換えられそうな作業を見つける
さらに、以下のように聞いてみます。
プロンプト例:
「私の仕事の中で、AIを使って効率化できそうな作業を10個挙げてください。
難しいシステム導入はせず、ChatGPTなど身近なAIでできる方法を優先してください。」
すると、「これはAIに任せられそう」という作業が見つかるかもしれません。
AIを使う目的は、必ずしも「仕事をなくす」ことではありません。「面倒な作業を減らして、本来やりたい仕事に時間を使う」という考え方に変えていくのがポイントです。
ChatGPTは仕事の整理だけでなく、実際の作業を効率化することにも使えます。ChatGPTで面倒な作業をちょっと楽にする方法も紹介しています。
自分に何ができるのか分からないときは?
「じゃあ、自分には何ができるんだろう?」と考えるときは、自分の経験やスキルをChatGPTに整理してもらいます。
プロンプト例:
「私の仕事の経験から、どんなスキルが身についているのか整理してください。
自分では気づいていない可能性があるスキルも挙げてください。」
例えば、「接客をしているだけ」と思っていた仕事でも、
- 顧客対応
- クレーム対応
- 状況判断
- 商品知識
- 売上管理
- チームとの連携
など、いろいろな経験が含まれています。自分では当たり前だと思っていることが、他の仕事で役立つスキルになるケースも多いです。
履歴書・自己PRの作成にもChatGPTを活用する
転職や仕事探しを考え始めたら履歴書を書く必要がありますが、自己PRなどで「自分の長所って何だろう?」と悩む人は多いです。
そんなときは、自分の経験を整理してもらうところから始めます。
プロンプト例(経験の整理):
「私はこれまで○○の仕事を5年間してきました。
主な仕事内容は○○、○○、○○です。
この経験から考えられる強みを5つ挙げてください。それぞれ理由も説明してください。」
プロンプト例(自然な自己PR文にする):
「私は接客の仕事を5年間しています。
お客様から急な要望を受けることが多く、その場で状況を確認して対応してきました。
この経験を活かして、相手の状況を考えながら対応できることを自己PRにしたいです。
転職活動で使える自然な文章にしてください。」
AIにゼロから丸投げして作らせるより、自分の実際の経験を先に伝えて文章化してもらうほうが、自分の言葉に近い納得感のある自己PRになります。
職務経歴書の整理と「厳しめチェック」
1. 職務経歴書も段階的に整理する
「○○の仕事をしていました」だけでは採用担当者に伝わりにくいので、仕事内容を書き出してみます。
プロンプト例:
「以下の仕事内容を職務経歴書にまとめてください。
・商品の管理
・お客様への対応
・売上データの確認
・スタッフとの情報共有
・新人への仕事の説明
採用担当者に仕事内容が伝わりやすい文章にしてください。」
一度に完成させようとせず、「仕事内容 → 経験 → 強み → 自己PR」と順番に整理していくのが使いやすいコツです。
2. ChatGPTに「厳しめ」に見てもらう
文章を作ったら、第三者の視点としてフィードバックをもらいます。
プロンプト例:
「この自己PRを採用担当者の目線で読んでください。
内容が抽象的な部分、説得力が弱い部分、ありきたりな部分を指摘してください。
遠慮せず厳しめに指摘してください。」
自分で書いた文章は「これでいいかな」と思いがちなので、別の視点から見てもらうだけでも改善点が見つかります。
「AIを使えること」も仕事の経験になる
これから仕事を探すとき、「ChatGPTを使えます」だけでは強いアピールになりません。
それより、「ChatGPTを使って○○の作業を効率化した」という具体的な経験のほうが伝わります。
- メールの作成時間を短縮した
- Excelの関数を調べる時間を減らした
- 資料のたたき台を作った
- データ整理の方法を考えた
- マニュアル作成を効率化した
「AIを知っている」ではなく、「AIを使って何をしたか」を伝えるのが大切です。
AIを使うときの注意点(回答をそのまま信用しない)
仕事に関する内容でChatGPTを使うときは、以下の点に注意してください。
- 経験していないことを書かない: AIが作った文章の中に、実際には自分がやっていない内容が含まれていないか確認する。
- 機密情報・個人情報を入力しない: 会社の情報や個人の特定につながるデータは入力しない。
AIは便利ですが、最終確認まで任せるものではありません。「調べる・整理するための道具」として使いましょう。
まとめ:AIを使って、自分の仕事を整理してみる
AIについて考えると「将来仕事がなくなるのでは」と不安になりますが、「今の仕事でAIを使える場所はないか?」と身近なところから考えるほうがすぐ行動できます。
- 自分の仕事のどこがAIに置き換わりそうか
- どの作業をAIに任せられるか
- 自分にしかできない仕事は何か
- これまでどんな経験をしてきたか
まずは、今やっている仕事の中で一番面倒な作業を一つ選んでChatGPTに相談してみるところから始めてみてください。不安を減らし、自分の仕事の可能性を広げる良いきっかけになりますよ。
AIを実際に使ってみると、自分の仕事のどこに活用できそうか見えてくることがあります。まずは勉強や調べものなど、身近なことから試してみるのもおすすめです。AIで調べて、AIで勉強する方法も紹介しています。


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